腰抜け二挺拳銃の息子
2013年6月12日 映画
1952年、フランク・タシュリン監督作品。カラー。
スカパー録画(『衛星劇場』)で視聴。
ジュネスからDVD出てるんだけど、ジャケットイマイチなので米盤画像のほうを表示させてみました。
「○○の息子」ってのは昔のハリウッド映画で続編を作る時に定番のネーミング(笑)
ボブ・ホープ&ジェーン・ラッセルの「腰抜け二挺拳銃」の続編です。
続編は正編を超えることなど滅多とないが、ホープ、ラッセルに“歌うカウボーイ”としてアメリカでは大人気だった(でも日本ではあまり知られてなかった…)ロイ・ロジャースを加えたトリオでの製作、というところ、それなりに力入ってたんだなーというのはわかる。ビング・クロスビーや某有名監督のカメオ出演などもあるしね。
さて、ポッター・ジュニア(ホープ)はハーヴァード大の大学生。いったい何歳の設定なんだよ、という疑問はさておいて(映画の途中で、10何年も大学に通ってたというアホなセリフもある)。
恋人に「私にプロポーズする前に、西部へ行ってお父様の遺産をゲットしてきてね」と言われたジュニア。盗賊団の女ボス・マイク(ラッセル)を追う捜査官ロイ(ロジャース)が滞在中の西部の町に、ハーヴァードのペナントをはためかせた自動車(!)で現われる。そう、ちゃんと時代は下っているのである。今度は自動車だ!
亡き父ポッター・シニアがどこかに隠したらしい金を探すジュニア、その金を頂こうと色仕掛けを試みるマイク、そのシッポを掴もうとするロイ、マイクにご執心だがつれなくされて逆切れの部下や、シニアに借金を踏み倒された町の人々、それぞれの思惑がからんだドタバタが展開される。
ジュニアは、1作目の主人公キャラに比べるとイマイチ感じが良くなくて、前半のノリはあまり良くない。学歴を鼻にかけてるのがどうもねえ(「H」と大書した真っ白なドライバーコートを着てる。「グレート・レース」を思い出した)。卒業できずに留年し続けてるようでもあるのだが…
救いは、歌のシーンが何曲もあって充実してること。ホープ、ラッセル、ロジャースと三枚揃えたのがシッカリ効いている。ラッセルは前作以上に色々なスタイルを見せてくれて華やかだ。
そんなジュニアも、亡き父の幻(もちろん二役)にはげまされて一念発起。後半、ビミョーな関係の3人が、インディアンの大群に追われての脱出シーンはなかなか笑えて迫力もある。愛馬トリッガーに跨ったロイと、隣にマイクを乗せてクラシックカーでぶっ飛ばすジュニア、3人の息のあったかけあいとアクションとギャグ。「うっそぉ~」「おいおい~」とヌルく突っ込みながら、最終的には、なかなか満足できてしまいました。
トリッガーも名演だけど、赤いクラシックカー、自動車の存在感もなかなかでしたね。
今Imdbのランクを見てみると、0.1だけ続編のほうが高くてびっくり。
まとまりは正編の方が上かと思うけど、確かに続編も見る価値ありです。
ありがとう『衛星劇場』♪
スカパー録画(『衛星劇場』)で視聴。
ジュネスからDVD出てるんだけど、ジャケットイマイチなので米盤画像のほうを表示させてみました。
「○○の息子」ってのは昔のハリウッド映画で続編を作る時に定番のネーミング(笑)
ボブ・ホープ&ジェーン・ラッセルの「腰抜け二挺拳銃」の続編です。
続編は正編を超えることなど滅多とないが、ホープ、ラッセルに“歌うカウボーイ”としてアメリカでは大人気だった(でも日本ではあまり知られてなかった…)ロイ・ロジャースを加えたトリオでの製作、というところ、それなりに力入ってたんだなーというのはわかる。ビング・クロスビーや某有名監督のカメオ出演などもあるしね。
さて、ポッター・ジュニア(ホープ)はハーヴァード大の大学生。いったい何歳の設定なんだよ、という疑問はさておいて(映画の途中で、10何年も大学に通ってたというアホなセリフもある)。
恋人に「私にプロポーズする前に、西部へ行ってお父様の遺産をゲットしてきてね」と言われたジュニア。盗賊団の女ボス・マイク(ラッセル)を追う捜査官ロイ(ロジャース)が滞在中の西部の町に、ハーヴァードのペナントをはためかせた自動車(!)で現われる。そう、ちゃんと時代は下っているのである。今度は自動車だ!
亡き父ポッター・シニアがどこかに隠したらしい金を探すジュニア、その金を頂こうと色仕掛けを試みるマイク、そのシッポを掴もうとするロイ、マイクにご執心だがつれなくされて逆切れの部下や、シニアに借金を踏み倒された町の人々、それぞれの思惑がからんだドタバタが展開される。
ジュニアは、1作目の主人公キャラに比べるとイマイチ感じが良くなくて、前半のノリはあまり良くない。学歴を鼻にかけてるのがどうもねえ(「H」と大書した真っ白なドライバーコートを着てる。「グレート・レース」を思い出した)。卒業できずに留年し続けてるようでもあるのだが…
救いは、歌のシーンが何曲もあって充実してること。ホープ、ラッセル、ロジャースと三枚揃えたのがシッカリ効いている。ラッセルは前作以上に色々なスタイルを見せてくれて華やかだ。
そんなジュニアも、亡き父の幻(もちろん二役)にはげまされて一念発起。後半、ビミョーな関係の3人が、インディアンの大群に追われての脱出シーンはなかなか笑えて迫力もある。愛馬トリッガーに跨ったロイと、隣にマイクを乗せてクラシックカーでぶっ飛ばすジュニア、3人の息のあったかけあいとアクションとギャグ。「うっそぉ~」「おいおい~」とヌルく突っ込みながら、最終的には、なかなか満足できてしまいました。
トリッガーも名演だけど、赤いクラシックカー、自動車の存在感もなかなかでしたね。
今Imdbのランクを見てみると、0.1だけ続編のほうが高くてびっくり。
まとまりは正編の方が上かと思うけど、確かに続編も見る価値ありです。
ありがとう『衛星劇場』♪
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