1946年、ハワード・ホークス監督作品。

降り続く雨で色々計画が狂ってしまい、ぽっかりと一日穴があいた。
…せっかくあいたので疲れをおして(笑)午前中はまた「バンド・ワゴン」へ。二週間後にまた行けるように予定くんであるといっても、何がどこでどうまた狂うかわかりませんからね(笑)
…うっとり。

帰宅後、今度はタフガイ探偵つながりで?、スカパーで録画してあった「三つ数えろ」を視聴。

富豪のスターンウッド家の次女カルメン(マーサ・ヴィッカーズ)は恐喝事件に巻き込まれている様子。父スターンウッド将軍に依頼を受けた私立探偵フィリップ・マーロウ(ハンフリー・ボガート)が捜査に乗り出すが、恐喝の黒幕はなかなか明らかにならない。カルメンの姉ヴイヴィアン(ローレン・バコール)も何かとマーロウに絡んでくるが、彼女の真意は…?

だいぶ昔にTV(もしくはVHS)で見た筈だけどかなり細部は忘れていた。まあ、こういうハードボイルド探偵物語は、凝ったトリックだの大どんでん返しだのを見るものではないが、事件の全貌を忘れていたのでより面白く見れた。次々と怪しげな人物があらわれては殺され、二転三転する。複雑だがテンポはいい。ホークスのコメディは、ちょっとテンポが早すぎる気がすると私は感じるのだがここではそれがバッチリである。ボギーとバコールが電話で警察をけむにまく場面など、時々はさまるコミカルな場面はかえって大笑いだ。

余裕で中年男の渋さ全開のボギー(弱音を吐くことにも躊躇がないところはむしろタフガイとしての安定感に繋がる)、二十代前半とはとても思えぬこれまた枯れた?カッコよさのバコール、両者とも素敵だし楽しめる。バコールはモデル出身だったと思うが顔より長い手足の、体や動きの美しさがイイですね。
彼女以外にも、なんかそこらじゅうに「ちょっといい女」がいる。本屋の女店員(ドロシイ・マローン)、ギャンブラーの妻、タクシーの女性ドライバー、恐喝屋の手下?にも…。図書館のお姉さんだって捨てたもんではないような。マーロウ、モテモテである。男の夢ですか。

ボギーとバコールがお酒を飲む店で、アレ、と思ったのはかかっていた曲が"I guess I have to change my plan"だったこと。おやまあここでも「バンド・ワゴン」につながっちゃいました(笑)

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