いぬ

2011年5月22日 映画 コメント (12)
1963年、ジャン・ピエール・メルヴィル監督作品。

出所後、またも宝石強盗を計画中のモーリス(セルジュ・レジアニ)。以前つかまったのは誰かに密告されたせい。密告者はもしかしたら親友のシリアン(ジャン=ポール・ベルモンド)かもしれない…
不安をおし殺して決行した「その日」、目的の家に押し入ったモーリスたちにやはり警察の手がのびる。二転三転するちょっとミステリ風味のノワール?

ベルモンドが大好きなもんで、…だいぶ迷ったあげくに見たのだが、なんちゅーか、やっぱり、私ってあまりフレンチ・ノワールが好きじゃないんでしょうね。
今日はクタクタに疲れていたので、しかも前半なかなかベルモンドが画面に登場しないので、半分寝そうになりながら観てました。いや、渋くてファッショナブルで凝ったモノクロ画面がばりばり続くので好きな人はきっと好きだろうなあと思うんですが。オープニングタイトルだけでも雰囲気はあります。あるんだけど。
セルジュ・レジアニではやっぱ見ていて物足りないとか感じるのは私の修行が足りないからですよねそうですね。

後半のベルモンドはカッコよかったので少し目がさめたが(めっちゃ若いです。可愛いけど意外とハードボイルドだったりだし)、ちょっと奥さんあのラストはあんまりなのでないのー、と、いとも素人くさい後味をかみしめつつ見終わりました。くすん。

やっぱノワール向けじゃないのかもしれん私のマインドは。
偶然ギャング映画だのノワールだのが得意なスターが好きなだけであって。

あとメルヴィルが合わないだけ、という説もあるが…
ロベール・アンリコの「オー!」は昔見たけど結構よかったと思うし(ベルモンド可愛かったー!)、ジョゼ・ジョバンニの「ラ・スクムーン」もネチこい話だがベルモンドは渋かったし音楽もネチこいけどよかったから…

ああ、もう、さっさと寝よう…

早く寝て十分休んで、明日あたり「ザッツ・エンタティメント」を見に行くほうがよかったかなあ…
今となっては、明日起きれる自信はない(断言)。
その次の週の「バンド・ワゴン」こそ本命だし、かぶってるし…
まああと、来週遅番の時に行くテもなくはないんだが。

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