奥田英朗著。
気のいいヤクザのあんちゃん21歳が鉄砲玉指令を受けてからの三日間。
ネットでいじられ倒してたり、なんてのは新味だけど、いろいろな人に出会って人情噺?どうころがすの?と読み進んだが、…なーんだ、こういうオチなのか…オチがないといってもいいのだが。
最初好みじゃないなあと思いながら読んで途中からしだいに引きこまれたがラストが好みじゃなかった。
どうしたいんだこのラスト。ちぇ。
気のいいヤクザのあんちゃん21歳が鉄砲玉指令を受けてからの三日間。
ネットでいじられ倒してたり、なんてのは新味だけど、いろいろな人に出会って人情噺?どうころがすの?と読み進んだが、…なーんだ、こういうオチなのか…オチがないといってもいいのだが。
最初好みじゃないなあと思いながら読んで途中からしだいに引きこまれたがラストが好みじゃなかった。
どうしたいんだこのラスト。ちぇ。
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年度末・年度はじめのバタバタがもう少しで片付くかな?
お次はGW対策だ。GWも半分は出勤だ。そのぶん、5~6月の平日に代休をどう組み込むかでむちゃくちゃ苦労するのが目に見えてはいるんだが、なんてったってこの頃には「午前十時の映画祭」今年の(私的)目玉、「バンド・ワゴン」が関西にやってくる!
さーてどんな風に勤務表を組むか。コイツが腕のみせどころ…?
みょーな臨時会議とか入ってくんなよー(笑)
ちなみに今週は「レベッカ」やっているのだが、ジョージ・サンダースがちょっと見たいだけでコレに行くのもどうだかなあ。
お次はGW対策だ。GWも半分は出勤だ。そのぶん、5~6月の平日に代休をどう組み込むかでむちゃくちゃ苦労するのが目に見えてはいるんだが、なんてったってこの頃には「午前十時の映画祭」今年の(私的)目玉、「バンド・ワゴン」が関西にやってくる!
さーてどんな風に勤務表を組むか。コイツが腕のみせどころ…?
みょーな臨時会議とか入ってくんなよー(笑)
ちなみに今週は「レベッカ」やっているのだが、ジョージ・サンダースがちょっと見たいだけでコレに行くのもどうだかなあ。
今野敏著。
「警視庁FC?」「まさか、サッカーチームじゃないでしょうね」
フィルム・コミッション、つまり映画などの撮影現場に便宜を図ってやる(できたばかりの)部署だという。
基本的になーんにもやりたくない、ルーティンワークでひっそり定年まで流したいという、やる気なし巡査な主人公がなぜだかこの部署に配属されて。
ミステリ映画の撮影現場で、本当に殺人が起こっちゃった!てんで、捜査にもかかわる破目になり、早く帰りたい早く帰りたいと毎日思ってるのに、「デキル奴」と周囲に勘違いされながら事態は進む。まあ、案外観察力はあるのかって感じなんだけど。映画のロケ現場だからと妙にうかれ気味の仲間に内心ツッコミまくりの語り口はテンポがよく笑わせてくれる。
先輩格のミーハーな強面刑事はいい味。交通課の二人はもう少しうまく使ってほしいかなあ。気付くとただの引き立て役になっていたような。
うさんくさーい捜査現場が後半少しぐだぐだになったのは惜しかったが、まあ結構楽しめた。極道シリーズ二作もそうだったが、ユーモアのセンスはそれなりにいいよ今野さん。
オチはちょっと弱かったが…あと、主人公がどーしてこんなになーんにもやりたくないのか、もう少し知りたかったな。ミステリーとしてはちょっと難ありだけど、ユーモア小説としてなら薦めたい。★三つしかつけてはいないが、続編出てくれたらきっと読むよ私。
「警視庁FC?」「まさか、サッカーチームじゃないでしょうね」
フィルム・コミッション、つまり映画などの撮影現場に便宜を図ってやる(できたばかりの)部署だという。
基本的になーんにもやりたくない、ルーティンワークでひっそり定年まで流したいという、やる気なし巡査な主人公がなぜだかこの部署に配属されて。
ミステリ映画の撮影現場で、本当に殺人が起こっちゃった!てんで、捜査にもかかわる破目になり、早く帰りたい早く帰りたいと毎日思ってるのに、「デキル奴」と周囲に勘違いされながら事態は進む。まあ、案外観察力はあるのかって感じなんだけど。映画のロケ現場だからと妙にうかれ気味の仲間に内心ツッコミまくりの語り口はテンポがよく笑わせてくれる。
先輩格のミーハーな強面刑事はいい味。交通課の二人はもう少しうまく使ってほしいかなあ。気付くとただの引き立て役になっていたような。
うさんくさーい捜査現場が後半少しぐだぐだになったのは惜しかったが、まあ結構楽しめた。極道シリーズ二作もそうだったが、ユーモアのセンスはそれなりにいいよ今野さん。
オチはちょっと弱かったが…あと、主人公がどーしてこんなになーんにもやりたくないのか、もう少し知りたかったな。ミステリーとしてはちょっと難ありだけど、ユーモア小説としてなら薦めたい。★三つしかつけてはいないが、続編出てくれたらきっと読むよ私。
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ずーーーーっとコンタクトレンズの調子が悪いし(曇る…)、今週は奇跡的にほとんどカイギも出張もなかったので思い切って休んじゃった。
だらだらするために。昼寝するために。
映画とか見るのも目に悪いから(そしてなまじイイ映画だと長文の感想文書いちゃうから)と、TVも30分の「ゴーカイジャー」録画一本しか見なかった(爆)が、録画した映画の前後CMトリミングとかはしてしまった。てんで久々に「アルバレス・ケリー」も一部だけ見直したのだが、うーむウィドマーク様。汚な作りだしウィリアム・ホールデンをたててる感があるストーリーだし、この映画はウィドマークファンにはややイマイチなモノと思っていたが、やっぱりいいなあ。汚な作りと一徹の下に、ほのかにのぞく繊細と純情。
スカパーe2になって前より画質も上がったような気がするし。BDにとっとこっと♪
(米盤DVDと、アナログスカパーから録画したDVD-Rも持ってるんたげと)
目の調子は昨日よりだいぶましだけどまだ完調とはいいきれない。もう寝よ。
だらだらするために。昼寝するために。
映画とか見るのも目に悪いから(そしてなまじイイ映画だと長文の感想文書いちゃうから)と、TVも30分の「ゴーカイジャー」録画一本しか見なかった(爆)が、録画した映画の前後CMトリミングとかはしてしまった。てんで久々に「アルバレス・ケリー」も一部だけ見直したのだが、うーむウィドマーク様。汚な作りだしウィリアム・ホールデンをたててる感があるストーリーだし、この映画はウィドマークファンにはややイマイチなモノと思っていたが、やっぱりいいなあ。汚な作りと一徹の下に、ほのかにのぞく繊細と純情。
スカパーe2になって前より画質も上がったような気がするし。BDにとっとこっと♪
(米盤DVDと、アナログスカパーから録画したDVD-Rも持ってるんたげと)
目の調子は昨日よりだいぶましだけどまだ完調とはいいきれない。もう寝よ。
番線―本にまつわるエトセトラ
2011年4月8日 読書
久世番子著。
暴れん坊本屋さん、こんなマンガも出してたんですねー。
本好きなら笑って共感と冷や汗か?まあ、ノリは一緒。
本棚、本棚ネタはねー、特に共感ですね。私みたいになるべく図書館ですます人ですら、本棚いっぱいいっぱいで困ってますもん。まあ最近は本だけでなくDVDも入れてるからかもだけど。
今回は国立国会図書館にも行っちゃったり、本屋を飛び出し幅広く楽しませてくれます♪
暴れん坊本屋さん、こんなマンガも出してたんですねー。
本好きなら笑って共感と冷や汗か?まあ、ノリは一緒。
本棚、本棚ネタはねー、特に共感ですね。私みたいになるべく図書館ですます人ですら、本棚いっぱいいっぱいで困ってますもん。まあ最近は本だけでなくDVDも入れてるからかもだけど。
今回は国立国会図書館にも行っちゃったり、本屋を飛び出し幅広く楽しませてくれます♪
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1987年、メル・ブルックス監督作品。スカパー録画で視聴。
そらもーポスターを見ればすぐわかる、スター・ウォーズのパロディ。
まあ、パロディといえばブルックス。下ネタとベタに満ちていますが映画愛にも満ちています。
意外にエンディングが見た目綺麗におさまってるのは「スター・ウォーズ」はおとぎ話だ、という大前提に結構殉じてるからかもしれません。なかなかメルヘンです…エンディングだけは。
昔々、銀河のあるところで…、悪い宇宙帝国の面々が平和なよその星から綺麗な空気を奪っちゃおうとします。人質にされかけたその星のお姫様(ダフネ・ズニーガ)&女官ロボの救出のため、王様に雇われたのは借金まみれの冒険野郎ローン・スター(ビル・プルマン)と相棒の獣人ならぬ犬人バーフ(ジョン・キャンディ)の二人組。
悪の帝国の大統領(メル・ブルックス)と高官ダーク・ヘルメット(リック・モラニス)に攫われた姫を救うべく、ローン・スターは仙人ヨーグルト(メル・ブルックス)に修業させてもらって開発したフォースならぬシュウォーツとやらで巨大戦艦(なんと変形可能!日本の特撮番組にでもヒントを得たのかッ?)へ殴りこみをかけるが…
なーんて、あらすじを書いてもしかたがないくらいだよね。ダーク・ヘルメットってだけでわかるしね。シュウォーツってのはどうも下ネタなコトバみたいなんだけど…
スター・ウォーズだけでなくいろんなSF映画のパロディも入っていたし、特別コアなスター・ウォーズファンでなくても楽しめるつくりです。
冒険野郎たちのレストラン内にて、「ああああ、このオッサン見た事ある!」と思ったらジョン・ハートだった。うわー、こんなしょーもない映画(ホメ言葉)にも出るんだー。ネタは勿論…
ローン・スターだってハン・ソロというより微妙にインディ・ジョーンズみたいな服装してるし(笑)
そして、ミュージカル好きのメル・ブルックス、大抵の映画に歌や踊りの場面をつっこんでたりするのですが、こんな映画でも、意外な所にミュージカル要素を一か所だけ放り込んでいました。まさかあそこでなあ(笑)
数多いクスグリを明かしてもネタバレ迷惑かと思うので書きませんが、レイア姫風の髪型のベスパ姫、実はおだんごがヘッドホンだったのには個人的にかなりウケました。
あと大統領役のブルックスが意外と上品に見えたのはナゼ…
★4つにはできないかと思うけど、気楽に楽しめば吉、な作品。
そらもーポスターを見ればすぐわかる、スター・ウォーズのパロディ。
まあ、パロディといえばブルックス。下ネタとベタに満ちていますが映画愛にも満ちています。
意外にエンディングが見た目綺麗におさまってるのは「スター・ウォーズ」はおとぎ話だ、という大前提に結構殉じてるからかもしれません。なかなかメルヘンです…エンディングだけは。
昔々、銀河のあるところで…、悪い宇宙帝国の面々が平和なよその星から綺麗な空気を奪っちゃおうとします。人質にされかけたその星のお姫様(ダフネ・ズニーガ)&女官ロボの救出のため、王様に雇われたのは借金まみれの冒険野郎ローン・スター(ビル・プルマン)と相棒の獣人ならぬ犬人バーフ(ジョン・キャンディ)の二人組。
悪の帝国の大統領(メル・ブルックス)と高官ダーク・ヘルメット(リック・モラニス)に攫われた姫を救うべく、ローン・スターは仙人ヨーグルト(メル・ブルックス)に修業させてもらって開発したフォースならぬシュウォーツとやらで巨大戦艦(なんと変形可能!日本の特撮番組にでもヒントを得たのかッ?)へ殴りこみをかけるが…
なーんて、あらすじを書いてもしかたがないくらいだよね。ダーク・ヘルメットってだけでわかるしね。シュウォーツってのはどうも下ネタなコトバみたいなんだけど…
スター・ウォーズだけでなくいろんなSF映画のパロディも入っていたし、特別コアなスター・ウォーズファンでなくても楽しめるつくりです。
冒険野郎たちのレストラン内にて、「ああああ、このオッサン見た事ある!」と思ったらジョン・ハートだった。うわー、こんなしょーもない映画(ホメ言葉)にも出るんだー。ネタは勿論…
ローン・スターだってハン・ソロというより微妙にインディ・ジョーンズみたいな服装してるし(笑)
そして、ミュージカル好きのメル・ブルックス、大抵の映画に歌や踊りの場面をつっこんでたりするのですが、こんな映画でも、意外な所にミュージカル要素を一か所だけ放り込んでいました。まさかあそこでなあ(笑)
数多いクスグリを明かしてもネタバレ迷惑かと思うので書きませんが、レイア姫風の髪型のベスパ姫、実はおだんごがヘッドホンだったのには個人的にかなりウケました。
あと大統領役のブルックスが意外と上品に見えたのはナゼ…
★4つにはできないかと思うけど、気楽に楽しめば吉、な作品。
眼科です、私には。
二十年以上通っていた近所の眼科が昨年末で急に閉院したので、十年ほど前にできたやはり近所の別の眼科へ行ってみた。コンタクトレンズをずっと使っているので、やはり定期検診は必要でしょ。それでなくともかなり酷いド近眼なので。
しかし…
怖いです…
初診なので新しい機器でイロイロ検査されましたが、私どんなに酷い眼なんだろ。
もちろん0.1はとうの昔に切っていますし、そんなに遠くまで見えなくて普通、と諦めていますが、これまでと違う機器だってだけでもなんか怖い結果が新たに出てこないかとドキドキ。
前の病院がすごくアナクロい雰囲気の古い病院だったから余計に(笑)
受付で診察券なんかださずに、おいてあるノートに名前だけ書くんですよ。いまどき。
いや、センセのルックスや声、正直かなり好きだったんでいいんですけどさ。
なんつーか某国ゴルバチョフ氏を連想させる風貌で(古いか?)、恰幅がよくてメガネが知的で声も落ち着いてて、広大な卵型の額と頭の形がスキでした。
あまり病気もしないし性格的にものんきでストレスは溜めこまない(溜めこみたくない)性格で、ある意味怖いものしらずの私だが、眼だけは自信がない。
目を使う趣味ばっかりなのに(だからこそ?)、ついつい普段から酷使してるしなー。
今度の先生も別にこわそうなセンセじゃないんだけど、恐怖感がまだとれないのでねぇ。
(今日は視野の検査が出来なくて持ち越したせいもあります)
トラウマや恐怖感は書いたり口に出したりしてみて緩めるんだ!と、被災地関連のニュースに書いてあったのでとりあえず書いてみときます。
読んだ人、スルーでいいですからね(笑)
それにしても、ああ、前のF先生ラヴ…
お年のせいで閉院したというのてもないので(なんでも大家がその建物古いんで建て替えるから出て、と言い出したらしい。御無体な…)、今はどうしてらっしゃるんでしょーかねー…
二十年以上通っていた近所の眼科が昨年末で急に閉院したので、十年ほど前にできたやはり近所の別の眼科へ行ってみた。コンタクトレンズをずっと使っているので、やはり定期検診は必要でしょ。それでなくともかなり酷いド近眼なので。
しかし…
怖いです…
初診なので新しい機器でイロイロ検査されましたが、私どんなに酷い眼なんだろ。
もちろん0.1はとうの昔に切っていますし、そんなに遠くまで見えなくて普通、と諦めていますが、これまでと違う機器だってだけでもなんか怖い結果が新たに出てこないかとドキドキ。
前の病院がすごくアナクロい雰囲気の古い病院だったから余計に(笑)
受付で診察券なんかださずに、おいてあるノートに名前だけ書くんですよ。いまどき。
いや、センセのルックスや声、正直かなり好きだったんでいいんですけどさ。
なんつーか某国ゴルバチョフ氏を連想させる風貌で(古いか?)、恰幅がよくてメガネが知的で声も落ち着いてて、広大な卵型の額と頭の形がスキでした。
あまり病気もしないし性格的にものんきでストレスは溜めこまない(溜めこみたくない)性格で、ある意味怖いものしらずの私だが、眼だけは自信がない。
目を使う趣味ばっかりなのに(だからこそ?)、ついつい普段から酷使してるしなー。
今度の先生も別にこわそうなセンセじゃないんだけど、恐怖感がまだとれないのでねぇ。
(今日は視野の検査が出来なくて持ち越したせいもあります)
トラウマや恐怖感は書いたり口に出したりしてみて緩めるんだ!と、被災地関連のニュースに書いてあったのでとりあえず書いてみときます。
読んだ人、スルーでいいですからね(笑)
それにしても、ああ、前のF先生ラヴ…
お年のせいで閉院したというのてもないので(なんでも大家がその建物古いんで建て替えるから出て、と言い出したらしい。御無体な…)、今はどうしてらっしゃるんでしょーかねー…
ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ
2011年4月12日 映画 コメント (8)
1942年、マイケル・カーティス監督作品。日本未公開のままずっと来ていて80年代にようやくロードショー公開されたようだが、私はそれより少し前に自主上映で見たことがあります。久々にスカパー録画にて再見。
久々にカムバックした舞台から、ホワイトハウスへ呼び出されたジョージ・M・コーハン(ジェームズ・キャグニー)は、F・D・ルーズヴェルト大統領に請われるまま、己の半生をふりかえります。脚本も曲も歌詞も自分で書き、みずから主演し歌い踊る、ブロードウェイの伝説的人物コーハンの伝記映画。昔の伝記ミュージカルというと、まあ史実は適当にやっといて、とりあえず有名な曲や舞台を再現して楽しませるというのが基本。ギャング役で名を成したキャグニーはもともと歌って踊れる人だったので、独特の元気いっぱいな身のこなしでバリバリ踊りまくって楽しませてくれます。
ウォルター・ヒューストン、ローズマリー・ディキャンプの両親、実の妹ジーン・キャグニーで固めたコーハン一家のチームワークも上々で、家族愛を描く場面はしみじみと見せるし(父親の死ぬ場面など泣けます)、全体をいろどるノスタルジックムードと合わせてイイ感じ。キャグニー、ノスタルジックな背景が似合うスターでもある。
星条旗を多用した愛国精神鼓舞のレビュー場面が多いのは、ちょっとクサいが仕方がないか。第二次大戦中の戦意高揚ムードもあるし実際にコーハンの作ったレビューや曲が元々そうしたカラーが強かったわけなので…
そのへんは「今さらだし」でなるべく気にせず、キャグニーのピチピチした踊りや演技を楽しむべしな一本。
久々にカムバックした舞台から、ホワイトハウスへ呼び出されたジョージ・M・コーハン(ジェームズ・キャグニー)は、F・D・ルーズヴェルト大統領に請われるまま、己の半生をふりかえります。脚本も曲も歌詞も自分で書き、みずから主演し歌い踊る、ブロードウェイの伝説的人物コーハンの伝記映画。昔の伝記ミュージカルというと、まあ史実は適当にやっといて、とりあえず有名な曲や舞台を再現して楽しませるというのが基本。ギャング役で名を成したキャグニーはもともと歌って踊れる人だったので、独特の元気いっぱいな身のこなしでバリバリ踊りまくって楽しませてくれます。
ウォルター・ヒューストン、ローズマリー・ディキャンプの両親、実の妹ジーン・キャグニーで固めたコーハン一家のチームワークも上々で、家族愛を描く場面はしみじみと見せるし(父親の死ぬ場面など泣けます)、全体をいろどるノスタルジックムードと合わせてイイ感じ。キャグニー、ノスタルジックな背景が似合うスターでもある。
星条旗を多用した愛国精神鼓舞のレビュー場面が多いのは、ちょっとクサいが仕方がないか。第二次大戦中の戦意高揚ムードもあるし実際にコーハンの作ったレビューや曲が元々そうしたカラーが強かったわけなので…
そのへんは「今さらだし」でなるべく気にせず、キャグニーのピチピチした踊りや演技を楽しむべしな一本。
テメレア戦記III 黒雲の彼方へ
2011年4月14日 読書
ナオミ・ノヴィク著。
ナポレオニック・ドラゴン・ファンタジー、とっくに三巻目が出てたのね(^^;)
あやしげな命令書一通で、オスマンの龍の卵を受け取りに、しかも変則的にも陸路で、砂漠を越えてトルコへ向かうローレンスとテメレア、クルーたち。そして後半は一転ヨーロッパでついにナポレオン軍と直接対決だ!
読み応えたっぷり。なんか前半後半でコロリとノリが違って二冊分な楽しさでしたね。謎めいた混血のガイド青年サルカイも印象的。今後も出てきてくれるのかしら~★
ナポレオニック・ドラゴン・ファンタジー、とっくに三巻目が出てたのね(^^;)
あやしげな命令書一通で、オスマンの龍の卵を受け取りに、しかも変則的にも陸路で、砂漠を越えてトルコへ向かうローレンスとテメレア、クルーたち。そして後半は一転ヨーロッパでついにナポレオン軍と直接対決だ!
読み応えたっぷり。なんか前半後半でコロリとノリが違って二冊分な楽しさでしたね。謎めいた混血のガイド青年サルカイも印象的。今後も出てきてくれるのかしら~★
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よくあることなんだが
2011年4月16日 日常 コメント (2)今度の病院でもらった眼薬、どこいっただー…
まだ一週間もたってないのに(涙)
そんな、どーにもナサケない日々が続く。たぶん五月頃にはコンタクトの調子は戻ってると思う(いたい)が。いやはや。
まだ一週間もたってないのに(涙)
そんな、どーにもナサケない日々が続く。たぶん五月頃にはコンタクトの調子は戻ってると思う(いたい)が。いやはや。
レヴォリューションNo.0
2011年4月17日 読書
金城一紀著。
ひさびさゾンビーズ・シリーズの完結編、というか黎明編。最初の冒険、というやつで。
語り手(主人公)のことがあと少しわかり、そしてメンバーが全員元気いっぱいなのが懐かしくも嬉しい…
テンポのよさはいつものとおり。軽いが楽しい一冊。
惜しむらくは後半がちょっとかけ足だったかな?
最初に出た「No.3」が一番出来がよいのは仕方がないか…(^^;)
ひさびさゾンビーズ・シリーズの完結編、というか黎明編。最初の冒険、というやつで。
語り手(主人公)のことがあと少しわかり、そしてメンバーが全員元気いっぱいなのが懐かしくも嬉しい…
テンポのよさはいつものとおり。軽いが楽しい一冊。
惜しむらくは後半がちょっとかけ足だったかな?
最初に出た「No.3」が一番出来がよいのは仕方がないか…(^^;)
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ローマ人の物語〈8〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(上) (新潮文庫)
2011年4月18日 読書 コメント (14)
塩野七生著。
「ローマ人の物語」は前からちょっと気になっていたが未読だった。
先日見た古い映画の「シーザーとクレオパトラ」のシーザー=カエサル像(バーナード・ショーによる)が面白かったので、とりあえずカエサルのとこだけちょっと見てみようかと手を出したら、やっぱり売れてるだけあって読みやすいし面白い。暮らしぶりとかトリビアっぽい内容も多いし。
一巻から読んでみようかなぁ…
ただ、読みやすいけど、時々…へッ?と思わせる、変な癖のある文章である。これってずっとこうなのかな?誰も突っ込まないのか編集者とかは。
「ローマ人の物語」は前からちょっと気になっていたが未読だった。
先日見た古い映画の「シーザーとクレオパトラ」のシーザー=カエサル像(バーナード・ショーによる)が面白かったので、とりあえずカエサルのとこだけちょっと見てみようかと手を出したら、やっぱり売れてるだけあって読みやすいし面白い。暮らしぶりとかトリビアっぽい内容も多いし。
一巻から読んでみようかなぁ…
ただ、読みやすいけど、時々…へッ?と思わせる、変な癖のある文章である。これってずっとこうなのかな?誰も突っ込まないのか編集者とかは。
蒼穹のカルマ7 (富士見ファンタジア文庫)
2011年4月20日 読書
橘公司著。
いやー、トバします第七巻。表紙はなんと黒ライバル・マキナちゃん!
しかしここまでイジリ倒されると、絶対マキナファン倍増だよね。
くじけるな槙奈、がんばれ槙奈!
なんだかんだいって、世界を救ったMVPは今回槙奈かもだし!お疲れ様でした!
ヒロイン(カルマ)の方が人格、酷すぎるんだから(笑)
その他の登場人物たちにも、よーわからん伏線チラチラ見せつつ、八巻へ続いちゃった…
次も楽しみです☆
いやー、トバします第七巻。表紙はなんと黒ライバル・マキナちゃん!
しかしここまでイジリ倒されると、絶対マキナファン倍増だよね。
くじけるな槙奈、がんばれ槙奈!
なんだかんだいって、世界を救ったMVPは今回槙奈かもだし!お疲れ様でした!
ヒロイン(カルマ)の方が人格、酷すぎるんだから(笑)
その他の登場人物たちにも、よーわからん伏線チラチラ見せつつ、八巻へ続いちゃった…
次も楽しみです☆
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ローマ人の物語〈9〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(中) (新潮文庫)
2011年4月23日 読書
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ローマ人の物語〈10〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(下) (新潮文庫)
2011年4月25日 読書 コメント (7)
いろいろやるべきこともあったオフ日だが(昼寝とか)、カエサル篇止まらなくなってしまって…。実家の様子うかがいはちゃんと行ってきたが昼寝できなかった。ううう。それにしても。
カエサル凄すぎる。
なんで劣勢(人数的に)で多勢を打ち破るのがデフォルトなんだ。
…ミラクル・ヤンのことを思い出したりして(軍人ではあってもノンポリなヤンとは別世界なんだけど…)
ルビコン以前のガリア戦役の颯爽たる司令官っぷりもすごいんだけど、ルビコン以後ポンペイウス派との決戦、内戦で同国人どうしだからできるだけ殺したくないなんてますます厳しい戦い方を自分に課してるのも驚き。世界中にファンが多いのも無理ないですわなあ。
カエサル戦記のあまりの面白さに「ルビコン以降」の半分近くまでも読み進んでる。塩野さんの筆がというよりカエサル本人の存在じたいが面白すぎるのかも。クレオパトラと出会うアレキサンドリア戦役については、カエサルの戦闘の中でももっとも映画的だなんて書いていて笑いました。
こんなの読んでいると、あーロイヤルブラッドの続き書きたいなあとか思うんだけど、決定的に、一日24時間てのは短すぎるな。労働時間そのままであと3~4時間は余裕がないと真にニンゲンらしい生活はのぞめないよ。はは。
カエサル凄すぎる。
なんで劣勢(人数的に)で多勢を打ち破るのがデフォルトなんだ。
…ミラクル・ヤンのことを思い出したりして(軍人ではあってもノンポリなヤンとは別世界なんだけど…)
ルビコン以前のガリア戦役の颯爽たる司令官っぷりもすごいんだけど、ルビコン以後ポンペイウス派との決戦、内戦で同国人どうしだからできるだけ殺したくないなんてますます厳しい戦い方を自分に課してるのも驚き。世界中にファンが多いのも無理ないですわなあ。
カエサル戦記のあまりの面白さに「ルビコン以降」の半分近くまでも読み進んでる。塩野さんの筆がというよりカエサル本人の存在じたいが面白すぎるのかも。クレオパトラと出会うアレキサンドリア戦役については、カエサルの戦闘の中でももっとも映画的だなんて書いていて笑いました。
こんなの読んでいると、あーロイヤルブラッドの続き書きたいなあとか思うんだけど、決定的に、一日24時間てのは短すぎるな。労働時間そのままであと3~4時間は余裕がないと真にニンゲンらしい生活はのぞめないよ。はは。
ローマ人の物語〈12〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(中) (新潮文庫)
2011年4月26日 読書
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ローマ人の物語〈13〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(下) (新潮文庫)
2011年4月28日 読書
ユリウス・カエサル暗殺とその後…オクタヴィアヌスが元老院派とアントニウスとクレオパトラを追い落とすまで。
あー、惜しい人をなくしましたです。
押さえて押さえて書いてるなかから、筆者も激しくそう思ってることがしのばれます(笑)
アントニウスとクレオパトラ、ボロクソですもんね、わはは。
ここで一巻に戻って最初から、が正しいのかなと思うけれど、そして一巻をつらつら読んでみているが、どんどん先をへ進んでみたいという誘惑にもかられるな。オクタヴィアヌスことアウグストゥスには思い入れはないが、四代目のクラウディウスの伝記(ロバート・グレーヴス著)は以前読んで面白かったからあのへんまで速足で行ってみたい気がする。それに、そのあと少ししたらまさに密偵ファルコの時代になるんだもんね。
はてさてどうしよ…
あー、惜しい人をなくしましたです。
押さえて押さえて書いてるなかから、筆者も激しくそう思ってることがしのばれます(笑)
アントニウスとクレオパトラ、ボロクソですもんね、わはは。
ここで一巻に戻って最初から、が正しいのかなと思うけれど、そして一巻をつらつら読んでみているが、どんどん先をへ進んでみたいという誘惑にもかられるな。オクタヴィアヌスことアウグストゥスには思い入れはないが、四代目のクラウディウスの伝記(ロバート・グレーヴス著)は以前読んで面白かったからあのへんまで速足で行ってみたい気がする。それに、そのあと少ししたらまさに密偵ファルコの時代になるんだもんね。
はてさてどうしよ…
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