提出したが(我ながら、よく仕上がったな…)、あとは野となれ、わがなきあとに洪水よ来たれ…

危機感

2012年8月29日 日常
危機感
危機感にとらわれて、先月文楽に行ったけど(そして予想以上に良かったけど)、ウカウカしてると市長に潰されるモノはいくらでもある。

帆船「あこがれ」。
セイルトレーニング体験。

トシだし~で流れてしまいそうになっていたが、やっぱり今のうちに申し込もうか。

ところが次の、申込可能な一日セイルトレーニング日は、出勤日になっていた。ぎゃふん。
ほんとは今度の週末もやっていたのだが、実施日の一週間前で締め切られてたとか…不覚。

くそーどうしてくれようか…次の次は、えぇーっ、冬頃まで適当なの無いの~…orz
一泊二日のならあるけど、それはさすがに、家庭&仕事持ちとしてはキツイです。
ま、地方回ってのセイルトレーニングもやってるので「あこがれ」忙しいのはしゃーないです。
いま、一般市民(老若男女問わず)がセイルトレーニング体験を気軽に申し込める船って、日本中探しても「あこがれ」だけなんですよ!
HPの予定表に入ってる以外にも、鹿児島行ったりいろいろ予定あるみたい。

http://www.akogare.or.jp/

「他都市のもってない何かを大阪市が持ってる!」というのは、私にとっては誇らしいことなんですが、誰かさんにとっては違うようなので、残念です…
文楽もそうだし、音楽団もそうだし…
ジェリー・パーネル著。

広大な星々に散った人類。が、“分離戦争”後、中央と隔てられ文明の退化した星も多かった。そうした星は高度な科学技術を有する銀河帝国に“再発見”されると、低級な植民地惑星として再併合される運命にあった。ただし、科学技術のレベルに従い扱いは微妙に変わってくる。
飛来した宇宙軍の鼻先で、“サミュアル王子の惑星”の人々は、運命を少しでも耐えられるものに変えるべく、大きな賭けに出るのだった。

この惑星の技術レベル、イメージとしては飛行機以前、19世紀あたりか。
そんな、クラシックな星の天才的軍人マッキニーが、「近隣のもっと退化した星に埋もれた“図書館”」から、宇宙軍の目を盗んで科学技術情報を引出し持ち帰るミッションを受け、特命チームを率いて宇宙へと旅立つ。少しでも大きな自治権を得るには、宇宙船の自力開発が必要!
(現時点では庇護者ヅラの宇宙軍をだまくらかし、星間貿易商人に同行させてもらうのだが)

痛快SFアクションでありつつ、宇宙軍との騙し合いのサスペンスも楽しめて、一気読み。
1984年初版とあって、図書館で借りたら紙は茶色で字は小さくて薄くなりかけだったが(笑)

戦闘シーン自体は未来的技術皆無なので、SFアクションというより冒険小説的風味が強い。
帆船で海戦をやらかすのも帆船ファンの私には嬉しいし、“野蛮人”が数を頼りに襲撃してくるのを、戦術の差(これは文明の格差でもある)で打ち破るのも爽快。
以前に読んだ戦術史の本をもろに思い出さされたりもするけど(笑)。
考え抜かれたグッドエンディングへの着地もスッキリおみごと。

楽しい作品のご紹介を、ありがとうございました~♪、だぶるえんだーさま!
高殿円著。

いやー、思いのほか長いシリーズでありました。ちょっとかけ足な気もしたけど、最終巻ではこれまで伏せられていた様々な謎が片っ端から解きほぐされてさっぱりすっきり。もしかしたら忘れている謎もあるかもしれませんがそれは自分のせいかな(爆)

最近お約束の冒頭脇役大独白はもちろんリドリス。ところがそのあともう一段、意外な人物の人生語りが。というか、こいつ(だけじゃないけど)の背景がそんなんだったとわー!スケールの大きさと、らぶらぶと、何かと可愛そうな人々にはホロリと、盛りだくさんで「完結編」に相応しいよみごたえでした。

そして強引にでも笑いをぶちこむエピローグにホッ。(*^^*)
確かに食い意地死ぬほど張ってたよな、彼女…

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