田中啓文著。

章題が、「茶坊主の童心」「茶坊主の秘密」「茶坊主の醜聞」などなど。おともの大男な僧の名前は腐乱坊。もちろんどこかの神父をパロった命名だが、謎の茶坊主とは、関ヶ原から数十年後、“実は生きていた”石田三成。主命でそれを斬るべく追ってくるのは柳生十兵衛。でもなんとなくまったりのんびりしたノリで、各地でナゾを解いてゆく、ユーモラスな時代劇ミステリ。

はっちゃけると「落ちつけ!」と思い、落ち着いてると「もっとはっちゃけろ!」と思う私はワガママな読者です(笑)

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